ブログ
お休みと夜配信
今日は金曜日。
週に一度の夜の音声配信の日です。
晴れれば酷暑、降れば豪雨…。
「程々」という言葉がどこか遠くに感じられる、この夏の天候ですね。
今夜は、そんな天気と開運のお話をしてみました。
本日22時から、ぜひお聴きください。
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そして、本日より25日(月)まで、
お店と鑑定をお休みさせていただきます。
お問い合わせやご予約へのお返事は少し遅れるかもしれませんが、必ずご確認のうえ返信いたしますので、どうぞお待ちくださいませ。
ブログや音声配信など、SNSの発信は変わらず続ける予定です。
遠出はせず、のんびりと過ごす夏休みになりそうです。
なお、26日(火)からは通常通り営業いたします。
どうぞよろしくお願いいたします。
ある日の東洋占術&西洋占術
先日、とある鑑定の結果が気になり、西洋占星術の先生に同じテーマをお願いしてみました。
すると――驚くほど近い答えが導き出されたのです。
占いにはたくさんの種類があり、必ずしも同じ結果になるとは限りません。
占術ごとに得意分野があり、また占い師の読み取り方や伝え方によっても印象は変わります。
ですから「当たり・外れ」で判断するものではなく、ひとつの物事をさまざまな角度から見ている、と捉えるのが自然です。
(だからこそ、占い師との相性もとても大切なんですよね。)
今回のテーマは「命術」。お誕生日から、その人の本質や性質を読み解く占いです。
私は東洋の暦を使い、先生は西洋のホロスコープを作成。
結果は見事に同じ気質が示され、二人で思わず「そうそう!」とうなずき合ってしまいました。
「そういう一面もあるよね」ではなく、「まさにこういう方だね」と一致したのです。
ここまで重なると、とても心地よく、自信を持ってお伝えできる鑑定になりました。
占いはひとつの視点。けれど、あなたにぴったり合う占いと占い師に出会えたとき、その言葉はきっと心強い道しるべになります。
霧と霞と靄について
七十二候では、先日から「深き霧まとう」に入りました。
朝晩の空気がひんやりしてきて、昼との気温差によって、水分が白いベールのように姿を現す――そんな情景を表しています。
似たような言葉に霧(きり)霞(かすみ)靄(もや)の三つあります。
気象の世界では、視界の距離で「霧」と「靄」を区別するそうですが、季節の言葉としてはもう少し趣があります。
たとえば、霞(かすみ)は春、霧(きり)は秋をあらわす言葉。似た現象でも、時季によって言い分けられているのです。
さらに面白いのは表現の違い。霧や靄は「かかる」と言い、霞は「たなびく」と言います。
同じように視界をおおうものでも、状況や季節によって言葉が変わる――ここに日本語の奥深さを感じます。
実際には、まだ朝晩の空気が冷えるのは少し先になりそうですが、暦の言葉を知ることで、これから訪れる季節をひと足早く味わうことができます。
暦はまさに、日本の四季を感じさせてくれる言葉の宝庫ですね。
暦から毎日の開運メニューをお伝えしている「毎朝3分開運ごはん」
東洋の知恵「五術」について
東洋の知恵「五術」とは?
東洋占いを学んでいると、時々耳にする言葉があります。
それが「五術(ごじゅつ)」です。
実は漢方や薬膳の勉強をしているときにも出てくる、奥深い概念。
五術とは——
命・卜・相・医・山(めい・ぼく・そう・い・ざん)
の5つを指します。
これは、古くから「人がより良く生きるための知恵」として大切にされてきました。
3つの「占い」
最初の 命・卜・相 は、いわゆる占いの種類です。
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命(めい)…誕生日や生まれた時間などから人生の流れを読み解く「命占(めいせん)」
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卜(ぼく)…道具を使い、偶然の流れから吉凶をみる「卜占(ぼくせん)」
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相(そう)…手相や人相、家相など、形から運を判断する「相占(そうせん)」
「医」と「山」が意味するもの
医 は、体を整える術。現代の西洋医学ではなく、漢方や経絡を中心とした中医学です。
山 は、精神を整える術。気功や呼吸法など、心とエネルギーを調える方法を指します。
昔は、医と占い、さらには呪術のようなものも同じ「人を整える術」の仲間として扱われていました。
現代の「医」と「山」
今で言えば、東洋ハーブ、薬膳、アロマ、フラワーレメディなど、
心と体のバランスを整えるための方法は、現代版の医・山と言えるでしょ
グランジェと「五術」
ふと気づくと、グランジェで紹介している商品やお伝えしている占いや講座のベースは、
この五術の考え方が中心になっています。
映画『キングダム』や『三国志』、『史記』などにも、
五術をはじめとする人々がより良い体と心で生きるためのヒントが数多く描かれています。
興味がある方は是非、おススメします。
お盆休みのひととき、古代の人々の知恵に思いを馳せてみるのも、
心を整える時間になるかもしれません。
蝉の声を聞く
今日は山の日、祝日。
お休みの方、お仕事の方、あいにくのお天気ですね。
七十二候では、ちょうど「ヒグラシ鳴く」の頃。
とはいえ、実際にヒグラシの声を聞くのはもう少し先になりそうです。
それにしても、今年は蝉の声がほとんど聞こえてきません。
アブラゼミ、ミンミンゼミ、クマゼミ、ツクツクボウシ、そしてヒグラシ。
真夏になると降りそそぐように響く蝉しぐれが、暑さをさらに際立たせていたあの光景──。
そうした日常があまり見られなくなって、どのくらい経つでしょうか。
ここ数年、「蝉が減った」と感じる人が増えたようです。
もちろん、正確に数を数えたわけではありませんが、都心でも以前はちょっとした木立や庭先で夏の蝉の大合唱を耳にしたものです。
何年も地中で耐え抜き、ようやく地上に出てくる蝉たち。
近年の異常な暑さや不安定な雨は、彼らの成長や羽化のタイミングに影響しているのかもしれません。
あまりの暑さに、昼間鳴くこともできず、どこかでじっとしているのでしょうか。
ミンミンゼミからツクツクボウシへ、そして最後にヒグラシへ──。
その声の移り変わりを耳にしながら「夏が終わるんだな」と感じた、あの頃が懐かしくてたまりません。
今でも山や高原、大きな公園に足を運べば、変わらぬ蝉時雨に出会えるのでしょうか。
今年は少し探しに行ってみたくなります。








