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占いを学びたい方へ~お知らせ!
【占い師にゴールはある?】
夏休みを前に、占いを学びたいという方が増えてきました。
今日はちょっと真面目に、「占いを学ぶこと」について。
数日前、同世代の先輩占い師とお話していて、こんな言葉が出ました。
「この仕事、ゴールってどこなんだろうね?」
「え? ゴールなんてないでしょ。この仕事は、たぶんずっと…」
「だよね」
「やめるまでないし、むしろ死ぬまで勉強できる仕事だよね」
この会話をふと思い出したのは、最近よく見かける、ある広告のせいです。
「占い師になって楽に稼ごう!」
そんなSNS広告が目につきませんか?
内容はだいたい、こんなストーリー。
◆「今日も立ち仕事でクタクタ…」
→「ママ友に紹介された“楽で稼げる仕事”が占い師だった!」
◆「週に数回、空いた時間に人の話を聞くだけでいい」
→「難しい知識も霊感もいらない、マニュアル通りでOK」
→「ブランドバッグ買って、旅行にも行けて、月収50〜100万円!」
…さすがにツッコミどころ満載です。
でも、不安定な時代背景もあり、「自分にもできるかも?」と感じる人が増えているのも事実。
もちろん、占い師という仕事は、人の話を聞く力や共感力は必要かもしれません。
でもそれだけでは難しいのが現実です。
知識、経験、技術、そして「人の人生に関わる」責任感など。
多かれ少なかれ、どれも欠かせない土台です。
動画を数本見るだけで、誰でもプロとして数十万円稼げるなら、
今ごろ現役の占い師たちは皆その方法でやっています。
…でも、現実はそんなに甘くありません。
少し前に、アメブロから「お客様の立場」でこのテーマを発信しましたが、
今回は「占い師を目指す側」への視点で書いてみました。
こうした広告で“簡単になれる占い師”になった人は、
現実とのギャップにすぐ気づき、あっという間に辞めていきます。
でもその間に、
大切なお金を支払い、
真剣に相談したお客様が、
「占いってこんなもんか」と幻滅してしまう。
そして「占い=信頼できないもの」と、一括りにされてしまう。
本気で向き合っている占い師にとって、これは本当に苦しい現実です。
「占い師ブーム」なんて言われる時代だけど、
志を持って続けている占い師にとっては、
むしろ風当たりが強くなっているようにも感じます。
占い師という仕事に、ゴールはない。
だからこそ、終わりのない探究を続け、
誠実に、お客様に寄り添い続けていきたい。
そんな想いを、改めて胸に刻んだ今日このごろです。
~お知らせ~
夏の間に、少しだけ「占いの世界」に触れてみませんか?
お話を聞いてみたい・占いを学んでみたいという方へ、
「占い師を目指す」まではいかなくても、自分や身近な人のことを知るツールとしてもおすすめです。
さらに、「占い師になりたいけれど、何から始めたらいいか分からない」
「ちゃんと学んで、長く続けられる力をつけたい」
そんな方のためにグランジェでは、基本からじっくり学べるマンツーマン講座を開講しています。
占いは“誰にでもできる”簡単な仕事ではありません。
そして、楽に何百万も稼げる仕事でもありません。
それでも、“本気で学ぶ人”には、ずっと続けられて、人生を豊かにする力になります。是非!