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2025-06-30 17:30:00
七十二候「半夏生」──水辺に咲く、季節の薬草
今日で6月も終わりです。
明日から、七十二候では「半夏生(はんげしょう)」に入ります。
夏至から数えておよそ11日目。
この時期になると、「半夏生」という名の水辺の植物が、ひっそりと花を咲かせます。
半夏生はドクダミの仲間で、古くから薬草として親しまれてきました。
なかでも「解毒」の作用があることで知られ、かつては暮らしに欠かせない存在だったのかもしれません。
特徴的なのは、葉っぱの一部が白く変化すること。
その姿から「半化粧(はんげしょう)」とも書かれ、「カタシロクサ」という別名でも呼ばれています。
梅雨の終わりにかけて水辺に揺れるその白い花は、蒸し暑い季節の中でひとときの涼を届けてくれるようです。
関西では早々に梅雨明けの知らせが届き、関東もますます